PhotoRec、なぜかNamesys

そういえばこの日記の存在を忘れていた。

先日、バックアップ他実験用のサーバーのデータを移し替える際に、rsyncの操作を間違えてけっこうな量のファイルを削除してしまった。
ext2ならサクっと救出できるらしいのだが、あいにく、ext3で救出は難しいようだ。

こんな時に使うのがPhotoRec - Digital Picture and File Recoveryである。いわゆるファイル救出ソフトで、オープンソース、しかもext3にも対応している。
こいつを使えば大抵のファイルは救出できる。・・・のだが、ちょっとマイナーな形式で保存していたためにサポートしておらず、救出できなかった。

こんな時こそOSSの強み、自分で魔改造である。PhotoRecのソースは割とシンプルで、ファイル形式ごとにヘッダ&フッタとファイル長の推定を書けば自分でファイル形式を追加することができる。
ちょちょいとコードを書いて、make。無事動作。いくつかは救出できなかったが、そこそこの数ファイルを救出できた。
さて、ついでにrpmにしとくか、と思いrpmbuildをすると、ビルドに必要なライブラリが足りないと言われる。progsreiserfs。よくあることなので、配布元のページにいきアーカイブから取得・・・と思いきや、ない。

配布元のサイト。ftp.namesys.com。Namesysといえば、かのHans Reiserのサイトである。当然、もはやメンテナンスされていない。
がんばって検索してファイルだけ見つけたので貼っておく。やはり彼の逮捕がReiserFSに与えた影響というのは大きいのだな、と思った。

http://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/FreeBSD/distfiles/progsreiserfs-0.3.1-rc8.tar.gz
http://ftp.icm.edu.pl/packages/linux-reiserfs/libreiserfs/
http://gd.tuwien.ac.at/utils/fs/reiserfs/libreiserfs/